揮手自茲去

もう一つの夢は心の中に。

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

若き日の悩み

Twitterの方では連投をやめようと思い、あちらで落とし過ぎた呟きを切って拾って、ここに貼り付けて繋げる。特にお題があるわけでもない。 広く浅く学びを続けるよりは何か成長可能な特性を一つでも見つけて、それを深め伸ばしていく方が個性の成長と安定的…

塗って塗られてまた塗って

国政で与党が勝つと一つの民意を掲げ、次に県で現知事派が勝つと彼らも民意を掲げる、そして沖縄各地で行われる選挙の度に勝った側が民意を名乗る。しかし次の選挙ではまた引っくり返されるなど民意の代表性は二転三転しており、今や彼ら両方の民意という言…

ブルデュー「遺産相続者たち」に関するメモ

未完:起き次第、メモの内容を書きます。暫定的に引用だけ。 エキゾチック傾向 自己の適性や能力について大きな自信を持っている彼らは、文化的関心が多様なせいで、現実の、あるいは見せかけの折衷主義や、多少なりとも実りのあるディレッタント精神を示す…

昔を想い出すことは、忘れていた今を想い出すこと

「夢をもう一度主題化することによって、人間的な何かを忘却のなかから想い出すよすがにしてみたいというにすぎない。昔を想い出すことが忘れていた今を想い出すことであるような、そういう想い出しかたがありそうな気がする。」西郷 信綱「古代人と夢」 失…

小言、新世界に於いて

好きな御節料理は何かと必修英語の先生に問われたが、僕は生まれて一度も正月に御節料理なるものを食べた記憶がないので軽い嘘を付いた。栗きんとん自体は食べたことがあるので正確には嘘ではない気もするが、文脈的に考えて御節料理という集合の中から比較…

不可逆的に失われた時を求めて

植物人間を不可逆的に意識を失った人間と表現している本に出会い、単なる厳密な定義的表現に過ぎないとは分かっていても、私の心に響くレトリックを感じてしまう。例えば発達障害を持った人々が自らを非定型と呼び、そうではない人々を指して定型発達と呼ぶ…