揮手自茲去

もう一つの夢は心の中に。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

トロントの朝は早く、夜は遅い。

つまりは夜が短いのである。 英文法をすっかり忘れているなと思いつつ(そもそも一度として覚えたことがあったのだろうか)プレースメント試験を終えて、色々と説明を聞き、最後に学生カードを作って帰路に入る。 物をよく落とす特性を遺憾なくカナダでも発…

青天白日満地虹旗

閑話休題 食べ物を求めるべくキャンパスを歩き回り、セントラルモールという飲食店街にたどり着けた訳であるが、その手前のフードコートには大きな虹の旗が垂れ下がっていた。そういえば先日、アメリカ最高裁で同性婚が合憲であるという判断が出されたので、…

直接民主主義と議会主義の均衡

小話 機内にいる最中、私は民社党の元書記局メンバーが書いた論文集を読んでいたのだが、社会党や共産党に対する怨念の強さを感じた。これが7年前、解党から14年後に書かれているのだから相当なものなのだろう。 彼らはデモといった直接行動は議会主義の…

君はいつも私の先にいる

インプットが少なくて記事が書けないと今まで言訳を続けてきたが、いざ多くのインプットが濁流にように入ってくると、それはそれで頭の処理が追いつかず、記録するのが大変である。というのも私は春学期を終えて、三カ月だけお世話になった寮を後に、語学留…

留年受容へのプロセス

第一段階「否認」 学生は大きな衝撃を受け、自分が留年になることはないはずだと否認する段階。「仮にそうだとしても、救済措置が行われて自分は助かるのではないか」といった部分的否認の形をとる場合もある。 第二段階「怒り」 なぜ自分がこんな目に遭うの…

政治的価値観

ここで分野に偏重があるが、私の政治に関する価値観を記録しておこう。(2015年6月9日現在) 生存権を国家が完全に保障していることを前提に、小さな政府・規制緩和を志向する新自由主義には反対しない。伝統主義により蔓延った国家発展の枷を外す存在、欧米…

院進、再入学、留年、中退に関するお作法

院進、再入学生の家族には何と挨拶するか 「XXさんには、此の度、御院進で、洵に御名誉なことで、お目出度う御座います。おあとは、及ばず乍ら私共も何彼とお手伝ひさせて頂きたいと存じますから、どうぞご遠慮なく申しきけ下さいますやう」といふ意味のこと…

私的な宗教と公的な道徳が交る時

脱宗教的な道徳教育が実現し得るか、と言われると私はそれに懐疑的な立場である。なぜなら道徳教育を熱心に推進する議員の多くは支持基盤に何らかの宗教団体が存在しており、宗教団体は彼らを支持することによって、今後形成されていく新しい道徳教育の中に…