揮手自茲去

もう一つの夢は心の中に。

政治的価値観

ここで分野に偏重があるが、私の政治に関する価値観を記録しておこう。(2015年6月9日現在) 生存権を国家が完全に保障していることを前提に、小さな政府・規制緩和を志向する新自由主義には反対しない。伝統主義により蔓延った国家発展の枷を外す存在、欧米…

院進、再入学、留年、中退に関するお作法

院進、再入学生の家族には何と挨拶するか 「XXさんには、此の度、御院進で、洵に御名誉なことで、お目出度う御座います。おあとは、及ばず乍ら私共も何彼とお手伝ひさせて頂きたいと存じますから、どうぞご遠慮なく申しきけ下さいますやう」といふ意味のこと…

私的な宗教と公的な道徳が交る時

脱宗教的な道徳教育が実現し得るか、と言われると私はそれに懐疑的な立場である。なぜなら道徳教育を熱心に推進する議員の多くは支持基盤に何らかの宗教団体が存在しており、宗教団体は彼らを支持することによって、今後形成されていく新しい道徳教育の中に…

政治家と舞台

一生を終えた後に残るものは、私たちが積み上げたものではなく、私たちが与えたものである。 (Gérard Chaudry) 人生もまた物語のように、如何に長くではなく、如何に良きことか、というのが大事である。 (Seneca) 政治家というのは舞台で喩えるなら俳優で…

多くの人を見送り続けた私も、最後には見送られた。

我ら此処に永遠の地を持たず、然るに未来のものを求むればなり。 (ヘブライ人への手紙 13:14) 先日退寮した寮の管理人夫婦が今日の13時を以て交代してしまった。私も五日ぶりに「帰寮」し、見送る者達の中に紛れ込み、見送られた身でありながら僅かな時間…

ぼくのかんがえたさいきょうのだいがく

この地球には夢の欠片が色々なところに落ちている。そして地球には夢拾いのおじさんがいる。おじさんがいるおかげで地球は壊れた夢に沈むことはない。今日もどこかでまた誰かが夢を失いました。死ぬまで夢を忘れない人もいるけれど、この地球では途中で落と…

ある時から人間は自らの死を予測するようになった。

十歳の頃の一年は人生の十分の一を占めていた。 しかし二十歳になった私の一年は今や人生の二十分の一に過ぎない。 これからの私の一年は去年より小さく、 来年は今年より短くなっていくのだろう。 時の流れが年々速くなっていくように感じるのは錯覚である…

一つの時代が終わり、我等は次の段階へ移行する。

「君は月が綺麗なのは遠くより見ているからと言いましたが、たとえそこに数々の傷が付いていても、私の目から見えるあの月は綺麗でした。今も私の目に見えている月は変わらず綺麗です。」 春学期の授業が終わりを迎えた。世間一般的には夏学期、前期に相当す…

この道が正しかった、そう思っていたはずなのに。

いつも歩いたあとに選んだことを後悔し始める。 あの時は、確かにこうするしかないと考えていたのに 今、心の中ではこうするべきではなかったという自己批判を迫られている。 どこで変わってしまったのだろう。 道というのは歩く前に見える景色と、歩いてい…

私は知りたい。喪うことへの恐ろしさより、知りたいという想いの方が強いから。

「人は知らなかったことを知ることで、そこに昔から在り続けていた幻を消してしまう、永遠に。幼いころ、この広い世界の仕組みを補うために 頭の中から生み出した想像も、知識を得るに従い上書きされていく。そこには妖精や妖怪が確かに居たが消えてしまった…

逃げ道というもの

どれだけ困難であっても、茨の道しかなければ私たちはその道を通らねばならない。 しかし幸いなことに、私は他の道があることも知っている。それがどれだけ私の助けになることだろうか。 高一の頃に学年の有力女子の気に障ったらしく(心当たりはあるけど)…

十代は去り行く、永遠に

間もなく法律上「成人」という独立的な存在になってしまうのだが、実感としては大人になれないまま大人になろうとしている。尤も成人を迎えた殆どの人間がそう感じてきたと思うが・・・。身体に関しては機能上生殖が可能になった状態を以て成体となっている…

無意味な詩編

過去に呟いた「夢」に関する、ポエマーを気取った誰かさんの記録、紛失を望まない故に転載したのだから愛着は残っているのだろう。 「現実から離れた、まさに夢のような夢をまだ見ることができるわけであるが、やがて私はそのような夢を見ることができなくな…

彷徨った先にあるもの

面談の時間を一時間勘違いして危うくRe-refreshmanに進化してしまうところであったが、当局の温情により無事に新しいセクションが決まった。ということで履修計画を練り始める訳であるが、何しろ今学期も成績不良であれば除籍の運命にある(実際には退学勧告…

揮手自茲去

長い冬が明けると暖かい春が訪れる。春とは出会いの季節であると同時に別れの季節でもあり、この春私は三年間の中学校生活に別れを告げる。 そしてまた一歩、私は未知なる道へと進むことになる。(以下略) ご覧の通り、これは中学卒業時の卒業文集の出だし…

書き残そう、あなたの人生の物語

あなたの物語が、あなただけの物語がそこにはあったのですから 記して下さい、あなたの想い出を。 どうか人が人ではなくなってしまう前に、 冷たくなった後には想いも発せられないのですから。 言葉無くして残るのは冷たくなった身体だけ。